英語
本校の英語教育がめざすもの
本校の英語教育の最終目標として高3では、ある程度の長さ、まとまりを持った論理的なエッセイライティングが出来るようになることと、4技能を駆使して対話と討論が可能となる英語能力を身につけることが目標です。
そうできるようになるために、まず、中1・中2で基礎的な力を固め、中3では基礎力を基に英語を使った様ざまなコミュニケーション活動に取り組む、というプロセスを踏みます。
中2を修了する頃にオーストラリアに語学研修に行くことを目標におきます。毎日の授業や家庭学習では、研修を実りあるものにするために必要な英単語を覚え、英語を使うときのルール(文法)を身につけ、口頭や文章で自分の意見を言えるようになるための訓練をするのがこの時期の英語学習の主な内容です。
中学1年生、2年生
中学1年生、2年生は、単語や発音の仕方(野球で言えば必要な基礎体力や基礎的な技術)、基本的な英文法(野球で言えばルール)を身につけておく時期です。
スポーツで言うと、コーチや監督の指導に従わないで、自分勝手なやり方でやっているといつまでたってもうまくなりませんが、英語もそれと同じです。この時期は、先生の指示をよく聞いて、課題に最後まで取り組むことが必要です。この時期に先生の教えをしっかりと聞き、きちんと力をつけておくと、多少のスランプに遭遇することはあってもそのあとで立ち直ってさらに伸びていくことは可能です。具体的には、次のようなことをやっていきます。
- 発音を正しくできるようになるまで何度も繰り返して練習する
- 文法の練習問題を間違えなくなるまで何度も解く
- 教科書の英文を教科書を見ないで言ったり、書いたりする
- 自分のこと、自分の身の回りのことを英語で書き、発表する
- ネイティブの先生やクラスメイトと英語を使って会話をする
- 英語で書かれた読み物を自発的に読む
中2が終わるころには英検3級に合格していることが目安です。
中学3年生
中学3年生では、中1・中2で培った英語の力をもっと伸ばして、中2まででは出来なかったようなことをできるようにしていきます。たとえば、次のようなことです。
- 100~200語程度の単語を使って論理的な文章を書く
- 原稿を見ないで100~200語程度の表現活動を行い(ex.英語スピーチ、グループワークなど)、
その内容に関する質問に対して英語で答える
英検3級を全員が合格することと、できるだけ多くの生徒が準2級にチャレンジすることが目安です。