【中学】多様性を学ぶ講演会を実施しました!
2025年8月4日

7月10日に、中学1年生と2年生を対象に多様性を学ぶ講演会を実施しました。昨年度に引き続き、「ジェンダリスト」として活動する3人組のグループ「ミュータントウェーブ」さんをお招きし、DEIやアンコンシャスバイアス、公平と平等の違い、LGBT、アライ、カミングアウトとアウティングなどについて学びました。後半の「世界一何でも聞いていい質問応答の時間」では質問が途切れることなく、様々な質問が飛び交いました。
質疑応答の一部をご紹介します。
Q 体と心の違いで不便だと感じたことはありますか?
A 「男とは」「女とは」とルールが決められており、ランドセルの色や、整列するさいの並び方、裁縫道具の柄など、様々な場面で苦しさがあった。治療後は見た目と記載される性別が異なり、過ごしづらさがあった。
Q 自分のことを話せるようになったきっかけは?
A 最初の頃は言えなかった。自分のことを知ってもらおうと思えた。
A 隠して生活してた時、どこかで生活しづらさがあった。
A 小さい頃からずっとオープンで、言っても大丈夫という安心感があった。オープンにした結果、友だちや家族、寄り添ってくれる人が多かった。
その他、「結婚していますか?」「子どもは作れますか?」「学生の時は男女どちらの友だちが多かったですか?」「男性ホルモンを使って走るのが速くなりましたか?」「恋愛面で苦労したことはありますか?」など本当に様々な質問が出ていましたが、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。中にはジェンダーやセクシャリティとは全く関係しないような、ミュータントウェーブさんのファッションについての質問もありましたが、LGBTQの当事者と特別視するのではなく、一人の人間としての興味からの質問であったように感じました。皆が性の多様性のグラデーションの中にいると感じられるような時間になったのではないでしょうか。