授業の特徴
国語
本校の国語教育がめざすもの
みなさんは、何のために国語を学ぶのでしょうか。「読み・書き・そろばん」という言葉が示すように、国語はこの人間社会で生きていくために重要な科目であるということは誰もが知っていながらも、なぜ学ぶのか、どのように学ぶのか、といったことは漠然としているのではないでしょうか。
本校では、国語という科目は、「ことば(言語)のはたらきを学ぶことを通して、人間として今いるこの世界(現実)をみつめ(認識し)て、自分自身がいきいきと人生を生きる力を身につけていく」科目であるととらえています。ことば(言語)は、ただ単に物事やメッセージを伝え合うだけの道具ではありません。ことばは、他人の心のひだや、自分のもやもやした気持ちに形を与え、自分自身を認識させてくれる大切なものです。ことばがあるからこそ、自分の心も見えるし、抽象的な思考も可能になるのです。
このような観点から、本校では「ことばの力」を「生きる力」ととらえ、母語である「日本語」の基本をしっかり身につけてもらうと同時に、物事を豊かに感じ、現実社会をしっかりと認識できる力を身につけてほしいと考えています。