中高6年間のバレーボールを振り返って

2018年6月22日

私は中高6年間をバレー部として過ごし様々なことを学んできました。

中学校では、それまでなかった"部活"というもの自体が新鮮で何もかもが一からのスタートでした。初心者だった私は、上達するためにひたすら練習を積み重ね、目の前のことに全力で頑張る毎日を過ごしていました。その中で培ったものは、スポーツをする上で欠かせない「スポーツマンシップ」と最後まで諦めない「粘り強さ」でした。この2つは高校でバレーボールを続けていく際に、土台となり自分の中でのブレのない指針となりました。

高校では中学の時にはあまり意識を向けていなかった、部活中の雰囲気づくりや試合の組み立てなどを主体的に行い、自分たちの目指すチームに少しでも届くよう日々励んできました。
例えば、声出しや声かけを始めとしたチームメイトとのコミュニケーションを率先して行い、部活全体を意識するよう心がけました。高校バレーボール部でもっとも印象に強く残っているのは、夏の四泊五日の合宿です。基礎に戻りバレーボールの形を見直し、たくさんボールを追いかけ毎日走り込みをするなどの辛い思いをしながらも、最後まで皆で声をかけ助け合いながら乗り越えたという達成感で溢れる良い出来事になりました。また、日常とは違う慣れない環境の中での合宿は、私たちが普段どれほど恵まれた環境で、多くの人に支えられながら部活動を行ってきたか気がつかせてくれました。その後は改めて引き締まった気持ちで日々の部活動に取り組むことができたように思います。自分たちの引退試合となったインターハイ予選への試合に向けた練習では、部員全員が同じ目標に向かって頑張ることで自分たちの目指すチームに近づけました。試合当日、部員みんなの気持ちが1つになったことで雰囲気の良い試合を繰り広げることが出来、私としてはとても楽しい試合になったと思います。

バレーボールは1人でする個人競技ではなく、仲間がいてこそ成り立つ団体競技です。さらに仲間を信じてプレーすることが大切なスポーツだと思っています。そのために1つ1つの思いやりのあるカットやトス、みんなとの声かけが試合での一点につながります。強いチームになるためにはみんなでたくさんのことを話し合い、乗り越えることが重要だと学びました。
自分たちだけでは部活動というものはできません。顧問の先生をはじめ、周りの方々や、部を作ってきてくださった先輩方、部活に打ち込める環境をつくってたくさんの支えになってくれた家族に感謝します。6年間、ありがとうございました。

高校女子バレーボール部3年       須藤紅映

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