本校の三者協議会が「法政大学自由を生き抜く実践知大賞」の「自立した市民賞」を受賞しました。

2023年1月10日

法政大学憲章を体現した学生・教職員等の取り組みを顕彰する法政大学の「自由を生き抜く実践知大賞」2022年度(第6回)において、本校の三者協議会の取り組みが「自立した市民賞」を受賞しました。
表彰式は、2022年12月17日(土)15時~17時30分の時間で開催され、高校生徒会執行部のメンバーが取り組みの内容をプレゼンしました。

●生徒会執行部のメンバーの受賞のコメントです。
この度、「自由を生き抜く実践知大賞」の「自立した市民賞」に選出していただきました。私たち生徒会執行部はこの一年間、携帯電話の規定改正に取り組み、それに伴い三者協議会の開催に向けて、多くの準備を行ってきました。こういった取り組みを評価していただいたことを、とても光栄に思います。
三者協議会は、私たち生徒会執行部、つまり生徒の自主的な意思により開催されたものであります。また三者協議会には生徒の主体的な行動を促すという、本校の教育の精神である「自主自律」にも適した意義を持っています。この三者協議会の開催は、そういった生徒の主体性をより育むということを目的としています。
しかし学校生活は、私たち生徒だけではなく、必ず教職員・保護者の支えがあってこそ成り立っているものです。今回の「自立した市民賞」の受賞にも、多くの方の支えがあることを忘れてはいけないと、改めて実感しました。
法政高校ではぜひ今後も、三者協議会という取り組みを継続してほしいと思います。(生徒会長)

これまで生徒会執行部では、三者協議会が一年間の活動の集大成となるように活動を行ってきました。今回の三者協議会ではスマートフォンに関するルールについてをテーマとしてあげさせていただきました。このテーマは私たちにとってとても身近で、多くの生徒が関心を持っているものです。今回の三者協議会では生徒にとって親しみやすい議題で協議ができました。この点が今回の三者協議会での充実した話し合いに繋がったのではと思います。生徒会執行部ではこれまでよりよい学校生活を目指して活動してきました。それをこのような形で評価していただいたことは驚くと共にとても嬉しいです。また今回のノミネートに伴い、授賞式が行われたボアソナードタワーにて私たちの活動についてのプレゼンをさせていただきました。学校内の活動だけではなかなかできない経験だったのでとても勉強になりました。(生徒会役員)

●表彰式当日に法政大学総長から以下のコメントをいただきました。
法政高校では、生徒・教職員・保護者が対等な立場で校則などの学校環境について話し合う場である三者協議会が2014年度より開催されてきたが、その後いったん途絶えていた。コロナ禍のもとにおいてその意義があらためて見直され、2021年に再開され、2022年度も継続して開催された。スマホルールのあり方と、それに伴う写真やSNSの使い方についての論点や、制服についてのルール改正などが取りあげられている。学校を構成する三者それぞれが主体として学校のルールのあり方について議論し、論点の理解を深め、それを前提としてルールを改定していくことにつながっている。それは、生徒もルールの客体ではなく、学校という社会のあり方をつくっていく主体なのだということを、経験を通して体感し、主体性を実体化していく活動だといえる。法政大学憲章がめざす「自立した市民」を育てる取り組みだ。

法政大学のHPでも表彰式の様子など、今後詳しく紹介される予定です。是非ご覧ください。
自由を生き抜く実践知大賞(法政フロネシスサイト)

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