高校バスケットボール部の3年間を振り返って

2018年6月20日

自分たちの目標は東京都ベスト32で、ベスト16の相手と戦うことを目指して3年間練習を積み重ねてきました。自分たちのチームは、粘り強いディフェンスから速攻で得点につなげるスタイルを目指していて、とにかくゲームを通して走りきるために、日々の練習は走るメニューを多く取り入れていました。自分たちが目指したチームのスタイルなので、いやいや走るメニューをこなしていくのではなく、みんなで声をかけ盛り上げながら練習をしてきました。体づくりもとても重要なトレーニングだと考えて、体幹トレーニングやウエイトトレーニングなども継続して行ってきました。仲間の体は高1の頃と比べると明らかに大きく、そして強くなりました。毎日、部員全員が練習の質を高めることを常に意識しながら、みんなで努力してきました。チームの状態が自分たちの思うようになっているときもあれば、うまくいかなかったこともありましたが、仲間と切磋琢磨しながら3年間頑張ることができました。

自分が印象に残っているゲームは、5月から始まったインターハイ東京都予選の2回戦です。このゲームはみんなの気持ちとプレーがピタッと噛み合った試合でした。全員のプレーがバスケットに向かっていて、誰かが良いプレーをしたり点を入れたりすれば応援してくれた仲間たち、ベンチで一緒に喜ぶ仲間たち、部員全員で喜びを分かち合い、盛り上がりました。その先のゲームに繋がりましたし、勝ち進むことができたと思います。ベスト32を決める4回戦のゲームでは、その勢いに乗り、ゲーム中はそれぞれが自分のベストを尽くせて、良い結果を残すことができました。

バスケットを通して得たものは、同じ志を持った仲間です。この3年間の部活動でたくさんの人達に支えられていると感じました。自分たちは一つ上の先輩の代からゲームに出場させてもらった経験があるし、二つ上の先輩方やさらにその上の先輩方、さらには法政一高時代の現在社会人の先輩方が何度も体育館に顔を出してくれて練習の相手をしてくれたことが、自分たちの力をつける良い機会となりました。ゲームの相手をしてもらっただけでなく、練習を見てもらう中で、様々なアドバイスをいただくこともありました。また、ゲームの差し入れやお弁当の準備など身近で支えてくれた保護者、どのゲームも応援してくださったOB会の方々、声が枯れるまで応援してくれた友人にも感謝したいです。そして、毎日共に練習をした後輩たちにも感謝しています。自分たちの周りには、たくさんの方々の支えがあってプレーができたんだと、引退してから強く感じました。

3年間共にバスケットボールをして、部活動を通して出会えた仲間は、この先も良い関係を続けていきたいかけがえのない仲間です。この仲間たちと出会えたことに感謝しています。この出会いは一生の宝物、自分たちの財産です。バスケットボールを通してたくさんのことを学びました。この経験を大事にしていきたいです。3年間ありがとうございました。


高校男子バスケットボール部3年 塩野房天龍

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