校長挨拶

法政大学中学高等学校 校長 松浦

法政大学中学高等学校
校長 松浦 麻紀子

互いを思いやり、課題を話し合う創造的な人間を育てる

 

一人ひとりに最善の利益を
コロナ禍の今、子どもの権利条約にあります「一人ひとりに最善の利益を」、つまりいじめ,差別、体罰、パワハラのない学校文化が改めて大事になっていると思います。法政大学の「自由を生き抜く実践知」や本校教育目標の前文に掲げる「人権の尊重、平和で安全に生きる権利、連帯の追求」にも繋がります。

 

競争ではなく共同連帯の社会へ
保護者の方の悩みの一つに「失敗しても嫌なことがあっても折れない心を持ってほしい」というものがあると思います。しかし、今の社会は、競争が激しく、一度折れたら回復するのに容易ではない生きにくい社会だと思います。生徒を大切にするためにも、教師も大切にされる学校をめざし、ゆったりとゆるやかに受け止める雰囲気で、余裕をもってのびやかに学校づくりを展開したいと思います。なぜならば、一面的に決めつけるのではなく、個性や多様性を尊重し、連帯して主体的に生きることに価値があると思うからです。競争ではなく共同連帯の社会をつくるため、教育目標の取り組み課題を大切にしてまいります。

 

相互理解を対話でつくる
みなさんが自分の存在を認めてくれていて安心で居心地が良く、一人ぼっちと思わない、自由に自己表現ができるよう、どの生徒も集団の一員として等しく生きられるよう支援をしていきます。そのためには一人ひとりが他者と心地よい関係を築くにはどのようにすればよいのか、自分らしく生きるとは何かを、問い続ける教育が大切です。コミュニケーションの原点は、「真剣に話し、しっかり聴くこと」です。聞いたつもり、わかったつもりの会話が人と人とのコミュニケーションを難しくさせ、誤解を招くことがあります。わかってもらえない時には、自分の考え方や理論がおかしいのかもしれないと疑い、絶えず集団的に相手の協力を求め探っていくことで、「つもり」や「思い込み」を排除し、どんなことにも先入観を持たず、全力で相手を理解し、認め、許し、尊重する。そのような関係をつくっていきたいと思います。

 

多様な感性を生かす
男女や年齢を問わず多様な感性や考え方が、綾を織りなすように協力し、共学校として新たなステージに発展させたいと思います。生徒・保護者・教職員・卒業生・同窓生、全体の力で学校をつくり、「一人ひとりに最善の利益」を大切にする学校をめざしたいと思います。