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本校の芸術科(音楽・美術)教育がめざすもの

 本校の芸術カリキュラムは、音楽と美術のどちらか一教科を選択させるもので、高校1年のみの授業となります。音楽・美術のなかで自分の特に興味・探求心のある教科を自ら選択し、まずは「芸術に対して愛好心を持ち、感性を養う」ことを最大の目標として、芸術教育としての授業を行います。必修授業は1年時のみですが、2年時以降も自主的に芸術を学ぶことの出来るような土台作りとなる授業を行います。さらに教科によっては2年・3年時にも選択講座によって、希望者のみ授業を行うことも出来ます。

本校の音楽教育の特徴

 「芸術を理解し、愛好する」という理念に基づき、芸術教育としての授業を行います。実技、理論、音楽史の3分野を通じて、音楽の素晴らしさを味わい、分析し、知識を高め、文化の伝統や歴史、そしてこれからの動向なども研究できるようにしていきます。

「実 技」         
各学年で発達段階に沿った形での実技を行っていきます。歌唱は必ず行い、必要に応じてリコーダー、ギター、ドラムなどを使って合奏形式の演奏も、適宜行っていきます。
「理 論」
実技で取り上げた曲目の楽譜の構成や、技法などを研究し、楽譜に対して、より身近な感覚で接することが出来るようにします。簡単な楽典はもちろんコードネームなどの理論も学び、簡単な作曲が自分で出来るように展開します。
「音楽史」
単なる「鑑賞」にするのではなく、曲の成り立ち・背景などを学び「一歩踏み込んだ鑑賞」を行います。モーツァルトやベートーヴェンといった大作曲家では、名曲の影にドラマチックな「何か」が隠されています。その「何か」を自分なりに研究してみます。

カリキュラムの特徴

本校の芸術は音楽・美術の選択制とし、より「音楽」に対して興味・探求心の持つ生徒と共に授業を行います。 まず最初に中学校で学んだ音楽授業を振り返り、しっかりと共通理解をします。そして「高校の音楽とは何か?」を考えます。中学校よりは身体も成長し、知識も増えると、きっと音楽の可能性も広がります。ここで出来る音楽の素晴らしさを、まず最初にイメージすることから始めます。 そして次にいよいよ「実技」に入ります。まずは「校歌」を歌い、仲間意識を持ちます。さらに、中学校で演奏した様々な楽器を持ち寄り、グループで合奏・バンド演奏を出来るようにします。そのためには様々な音楽理論、音符や楽譜などの一定以上の理解が必要です。これらの学習は非常にわかりづらい所もありますが、演奏を共に合わせて学ぶと、非常にわかりやすくなります。 一方で「音楽史」もしっかり学びます。この世にこれだけの音があるのは、数々の偉大なる作曲家を無視するわけにはいけません。時代ごとにしっかりと名曲を「心で聴き」、レポートなどを作成し、しっかりと自身の心と結びつけられるようにします。

本校の美術教育の特徴

 美術の創作活動を通じて、美的体験を豊かにし、表現と鑑賞の能力を伸ばすと共に、美術を愛好する心情を養っていきます。年間を通じて基礎的な「モノの見方・見え方」を学習しながら、より専門的な素材を扱い、作品制作を行います。絵を描くだけではなく、宏作的要素も授業内容に組み込んでいます。自分で作ったものを普段の日常生活で実際に使用することにより、「実技」だけでは味わえない喜びを得ることが出来ます。

カリキュラムの特徴

 造形の要素には、形、色、素材などのあることを、作品制作を通じて体験的に理解し、それらに対する感覚を育んでいきます。そしてそれらの秩序の中で、自分自身で考え、気持ち・思いなどをより個性豊かにデザインに投影し、具体化出来る能力を養います。そのためには日常生活の中で、日頃から素材やそのデザインなどにも興味や探求心を持ち続けている必要があり、それが個々の観察力を身につけることにもつながります。 また実際に、自ら使用することを目的とした作品制作を体験することで、自分自身がどのような形態や色に興味を持ち、そのためにはどのような資料が必要なのかといった、自己を認識することが出来、新しい自分を発見することができます。制作は個人で行いますが、積極的に周りの友人たちとのお互いの作品に関する意見交換や、自らの考えを自分の言葉で伝えるように指導します。お互いを尊重しあい、認め合うことによって、一人では困難な作業も自然と協力する態度が身に付きます。 デッサンでは中学で身につけた正確な形の取り方や、空間の出し方をふまえ、対象そのものをただ性格に描き出すだけではなく、対象の雰囲気や色、においなどを自分が対象から受けた印象が、そのデッサンを見る人に伝わるように意識して描くようにします。