学校概要

校長挨拶

 

2017校長写真

法政大学中学高等学校 校長 岡稔彦

  法政大学は、明治時代初期、自由民権運動が高揚をみせていた日本社会の新気運に呼応して、1880年(明治13)年、在野の法律家、金丸鉄、伊藤修、薩埵正邦らが法律学校を設立したところに始まります。彼らはこのとき二十代、無名の若者たちでした。当時の世界をリードしていたフランス法を学び、新しい社会を築く意欲にあふれた若者たちが、自分たちでつくった学校。それが法政大学の礎となった東京法学社でした。

 法政大学の歴史に脈々と息づく「自由と進歩」の精神は、このような創立の経緯から生まれました。また、本校が掲げてきた「自主・自律」もこの精神と響きあい、まさにこうした学風を土台に教育活動が行われてきました。この中から生徒自身が学び、考え、行動する本校の伝統がつくられてきたのです。

 本校は、市ヶ谷での創立から80年を超え、現校地への移転と共学化をなしとげてから数えても10年という月日を経てきました。この長い歴史の中で、多くの前途有為な若者が本校において学び、卒業生は2万数千人を数えています。そして、今、中学4クラス、高校6クラス、ほぼ1,100名の生徒たちが、井の頭公園や玉川上水など閑静で豊かな自然環境に囲まれたキャンパスで、豊かな学びのときを過ごしています。

 本校はその名の通り、中学と高校が接続しており、同年齢はもちろんのこと、異年齢集団の中での先輩・後輩という出会いを通じて成長する機会も少なくありません。また、諸外国から留学生を受け入れ、他国への短期・長期さまざまな留学機会をもつなど、国際交流も盛んです。

 心身ともに成長期にある中学・高校時代は無限の可能性を秘めています。また、仲間との友情と連帯の輪の中で、間違いなく大きく成長することができる時期です。中学生・高校生が潜在的な可能性をもっているからこそ、大切な思春期・青年期を、どのような環境で過ごすのか、何に情熱を傾けるのかは、生徒一人ひとりにとって、とても大切なことだと考えます。将来の生き方を決定づけるほどに大切な時期であることは間違いありません。そうした環境をいかに整えるか、私たち法政大学中学高等学校は、努力を重ねています。

 目を転じれば、大きく変わりつつある世界がみえます。この世界にあって私たちは何を学ばなければならないのか、何をなすべきか、鋭く問われているように思えます。

 本校が、そうした現代的課題にも一歩ずつ迫っていける学びの場であってほしいと願っています。

 受験生や保護者の皆様には、法政大学の付属校という条件を活かした豊かな学びの場である本校の特徴に目を向けていただければ幸いです。そして、今後とも本校へのご理解とご支持・ご志望をいただけますよう、お願い申し上げます。